ラウンドモウルCOLOR お値段据え置き再入荷
ラウンドモウルCOLOR
MIYAZOはこれまで5~6種類のモウルを皆様にご紹介しております。
すでに手に入らないものもあります。
ラウンドモウルをお使いのレザクラ人も多くなってきたように思います。
レザークラフトは叩くのが仕事です。
作品によって叩く回数は違いますし、目打ちの刃数によっても叩く回数が変わってきます。
木槌は…すぐに音がうるさいと家族からのクレーム。
それでゴムハンマーとかショックレスハンマー、プラスチックハンマーなどいろいろと試しました。
ゴムはうるさくはないのですが、跳ね返って力が入らいのです。
ショックレスハンマーは消音対策にはピッタリなのですが、叩いた時のふわっとした感じがゴムハンマーに似ていると思います。
確かにゴムよりも力が入りますが抜ける感じは否めません。
プラスチックハンマーは叩く面が小さい(30mm)のですが、釘打ちが得意な方なら力は逃げにくいと思います。
しかし慣れるまでは親指を叩いたり痛い思いをして使い方を学ぶ必要があると思います。
いずれにしても、肘を支点にして叩くのがハンマー系だと思います。
ラウンドモウルはどうでしょうか?
手首を支点にして横に叩くのが基本かもしれませんが、ハンマーのように縦に叩くこともできます。
実は、ラウンドモウルの存在を知ってはいても、それはカービング専用と思っていました。
(ちなみにラウンドモウルと言えば、バリーキングが有名です)
しかし…カービング専用という概念は大きな勘違いで、菱目打ちや刻印を打つ目的としても最適な工具だと思います。
いずれにせよラウンドモウルの特徴は…トップが円筒形になっていることです。
つまり打つ部分が偏らないので目減り(または変形)が生じにくいという長所があります。
ちなみに木槌は1辺が目減りしてしまいます。
もちろん木槌に比べれば、音がうるさくないというのがモウルの特長です。
ラウンドモウルCOLORの特徴は何か?
一つは持ち手のCOLORです。
どのCOLORも独特の雰囲気があります。
木製柄に着色しているものです。
特に見たことがない色は紫とグリーンサイズ感だと思います。
サイズ感もいいです。
特に女性のレザクラ人にもちょうどいいと思います。
重さは400gでヘッドサイズは50mm。
軽すぎず重すぎないですし、手の小さい人にも持ち手の太さがいいのです。
比較写真を見ていただけると、MIYAZOで販売履歴のあるモールとのそのサイズ感が比較できます
緩み防止の仕組みについて
多くのラウンドモウルはヘッド上部を六角レンチ、スパナまたは持ち手の下をスパナで締めるのが普通の方法です。
専用工具でしか調整できないものもあります。
このモウルは少し締め方が異なっています。
通常使用でもヘッドが緩まないような仕組みは、内部に仕込んであるバネだと思います。
※分解写真をご覧ください
これはとてもよく考えられた設計だと思います。
使う時に締め直すのも簡単です。いちいち専用工具を取り出す必要がないのです。
左手でヘッドを握り、右手で持ち手を右に回すとすぐにしっかり締まります。
実は「緩まない設計」といわれているモウルでもやはり長期間叩いていると緩むこともあります。
※今度ねじロックなどの金属用の接着材を使って緩み防止効果のテストをしてみたいと思います。
簡易包装で商品が到着するために、多少の傷が見受けられることもあります。
またヘッド素材が白いために少しの汚れも見受けられます。
メーカーとは品質向上に話し合ってはおりますが、使用には全く問題はありません。
それで完璧な美しさをお求めになる方はご遠慮くださるようお願いします。
またヘッドのみの交換部品を打診しておりますが、まだ回答は得られておりません。
よろしくお願いします。