Leatheskiller Strap Punch 2+6孔 4mmピッチ/径1.3mm
Leatheskiller Strap Punch 2+6孔 4mmピッチ/径1.3mm〜
〜ハトメ抜きとか穴あけポンチとか革ポンチとかネーミングは様々です。ただしどれも同じものです。
つまり丸い穴を開ける道具です。
ポンチはレザークラフトをする人にとってはなくてはならないツールではないでしょうか?
しかしこれは単なるポンチではありません。
同じピッチを一気に開けられる優れものです。
実はあるにはあるのですが、ピッチが6mmとか8mmとかとにかく広いのです。
※おそらく時計のベルトの穴あけに特化しているのかもしれません。
また安い物もあるにはあるのですが、精度がイマイチであることが多いのです。
さらに抜けが悪い…安いので仕方がないとは思います。
MIYAZOの使い方を少しだけ紹介したいと思います。
例えば内縫いをする場合には菱目で穴を開ける必要がない場合があります。
見える部分はヨーロッパ目打ちで見えない部分は丸穴みたいな。
ただし裏返した時に縫い目(穴の切れ目)が見えたりすることがあります。
それを防ぐためにハイピングを入れますが、初心者にハイピングは敷居が高いと思います。
もちろんハイピングを入れるとしても丸穴の方が作業がしやすいです。
また鞄などを作る時に、太めの糸で胴体を縫い合わせることがありますが、丸穴の方がやはり作業しやすいです。
何年も前に群馬県にある有名な革工房へ見学に行ったことがあります。
当時恐れ知らずだったMIYAZOは「菱目は何を使っておられますか」と質問したことがあります。
その答えは「菱目では開けていない、丸穴の方が耐久性があるから」ということでした。
縫い目はヨーロッパ目打ちのような斜め感は出ないと思いますが、強度重視という点では「なるほど」必ずしも菱目でなくてもいいんだ新しい理解を得たことを覚えています。
Strap Punchで有名なのは韓国のKS Bladeというメーカーから出ているポンチだと思います。
スクエア感を活かしたデザインが高級感あふれるカッコいいツールでもあります。
ただしピッチが5mmからなのです。
MIYAZOオリジナルブランドのLeatheskillerはISVARAと同じでピッチが4.0mm。
孔の大きさは1.3mm〜で2孔と6孔のセットです。
刃先がテーパーになっています。
個人的な使用感はISVARAより大き目の穴が開くということです。
※比較写真でも参考になると思います。
ISVARAは1.0mm〜という小さな孔をあけるためにポンチの先端をかなり薄く鋭く仕上げております。
切れ味は抜群なのですが、堅い床に落としたり、ゴム台に深く入るほど力を込めて穴を開けると、抜く時にぐりぐり引き抜くことになり、結果として刃が欠けることがあるようです。
Leatheskillerのポンチは1.3mm孔からですので、刃先の鋭さの点でいえばISVARAに劣ります。
※価格差が1/4ですので当然といえば当然かもしれません笑。
写真にある赤いヌメ革は1.1mm厚なので6孔を使ってもストレスなく孔が開きます。
(力加減の感覚は男性と女性では違うかもしれません)
焦茶色のヌメは3.8mm厚なので、当然ですが6孔ですと貫通が難しいと思います。
こうした厚みのある革に穴を開ける場合は、先ず6孔で印を付けて2孔で貫通させる方法がいいと思います。
2孔なら厚みのある革でも気持ちよく貫通します。
ISVARAのStrap Punchは元々の仕入れがお高い上に円安が重なってきました。
もう少しお手頃なポンチがありませんかという声もいただきましたので、こちらを準備させていただきました。
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