Leatheskiller Brogue Punch 4穴 カーブも得意なtool
broguepunch…ブローグポンチ 4穴
お問い合わせの中に「4穴で作れませんか」…
というご要望。
brogueという言葉を検索しますと…
「レザーに穴(パンチ)を開けて装飾にしたもの、
またはそれが施された靴のこと。
アイルランドやスコットランドで使われた粗末な靴に水はけをよくするために穴を空けたのが始まりと言われる。メンズのドレスシューズなどによく使われるデザイン」とありました。
なるほど…と思いますよね。
まさしく革靴のつま先のあのデザインのことです。
憧れのオールデンですが、ストレートチップにも横一列にブローグが開いています。
庶民の私は、リーガルを履いて靴擦れに悩まされましたが、Wの部分が羽に見えることから古くからのアメトラファンはウイングチップと呼んでいるそうです。
しかし発祥地のブリティッシュ式には、ブローグと言うらしいです。
ブローグにも外羽根のフルブローグ(飾りが目白押し)というデザインもあれば…
内羽根のみに使われるのが、本来フルブローグの意味と解説している方もおられます。
セミブローグというものもあって、簡単に言うと飾りが少なめというタイプだそうです。
外羽根とか内羽根とか…すでに庶民の理解の領域を超えていますが…
簡単に言うと、あの穴の配列は…なぜかカッコイイのです。
ブローグポンチを使い始めて感じたのは、カーブの部分はどうやってきれいに開けられるのだろうということです。
靴のつま先は…カーブですし。
ストレートなら…3穴と5穴で十分対応できますが、内羽根や外羽根のようなカーブはどうするんだろうと思っていました。
もちろん3穴でもカーブ対応できますので、これはこれと思っておりました。
しかし、お問い合わせの中に「4穴で作れませんか」…というご要望。
なるほどなぁ…と思い、さっそく工場と交渉。
4穴は生産リストにないということでしたが…交渉の末に生産していただきました。
そして手にして、打ってみて納得…カーブやデザインを描くには4穴が凄くいいのです。
嬉しいことに、インスタなどでLeatheskillerのbroguepunchを自分の作品に応用しておられるクラフターさんも見かけるようになりました。
4穴でさらに…穴あけ沼に拍車がかかりそうです。
初心者のころアルコールランプで温めたフチ捻を使った時から、フチ捻なしのではいられないみたいな…ついには家族からブローグ禁止が出てしまうかもしれませんね。
ブローグの穴の大きさとピッチは、デザインの上では欠かせない要素です。
通常の商品はピッチが少し広めでした。それでもカッコイイなとは思います。
Leatheskiller Brogue Punch はオリジナルピッチです。
少しだけピッチの幅が違うだけでも、やはり雰囲気が変わります。
もちろんピッチはお好みですけど。
基本的には1mm穴と3mm穴の組み合わせのピッチですが、例えば1.5mmと3.5mmあるいは、1mmと2mmのように、別のサイズのオーダーも検討中です。
ただし…大量生産しないといけませんのでハードルが高いですね。
更にポンチの刃先が光っていることにお気づきかもしれません。
こちらも特注でポリッシュ加工を念入りに施してもらってますので、Leatheskillerのブローグポンチは抜けが向上しています。
Leatheskiller Brogue Punchは交換式です。
それで打ちミス(革の下に定規などの金属が隠れていたなど)によりポンチの先端が欠けてしまった方のために、替えポンチの頭のみを購入できることになると思います。
それで袋の中にレンチとネジが入っていますので、無くさないように保管なさってください。
抜けが悪いと思った時の調整方法があります。
下記の動画リンクを参考にしてみてくださいませ。
また今回から化粧箱は廃止いたしました。
それでもきちんと包装されておりますのでご安心くださいませ
このことによりクリックポスト(198円)で発送できるようになりました。
また工場から提案で油の被膜を残したまましております。
表面を保護する目的ですので、ウエスで拭いてからご使用くださいませ。
この点でのご理解をお願いします。
興味のある方はお早めにどうぞ。
そしてグローブポンチで穴あけ沼にハマるのもよろしいかと思います。