革職人厳選レザークラフトツール

YORKSHINE 革漉きナイフ

YORKSHINE 革漉きナイフ

「革を漉く」ためのツールはいろいろあります。
革包丁、斜刃、丸包丁、ラウンドナイフ、豆カンナ、ワイドエッジャー、革漉き機などなど革漉きツールの名前をあげればきりがないです。 

例えば…ラウンドナイフ…カッコイイですけど研ぎが難しいと感じる方もおられます。
革包丁と同じサイズで先端が幾分ラウンドしているタイプもあります。

MIYAZOはこれまで基本的には愛…革包丁…
斜漉きとかは革包丁。

研ぐのが大好きなので…革包丁で十分かと思っていました。
しかし段漉きはワイドエッジャー…使い始めたらもうこれが便利です。
それでも革漉きナイフに関してはあまり関心を持っていなかったのは事実です。

YORKSHINEの革漉きナイフ
使ってみて実感したことは、部分ベタ漉きにはかなり使えるなぁと。
刃先のコントロールがしやすいのです。
思わぬ方向にすっといったりはしません。

例えば、お財布のT字カード入れの重なって見えなくなる部分はなるべく厚みを抑えたいと思いませんか?
単に斜漉きだとカードの真ん中部分は厚みを残したままになるかもしれません。
もちろんニッピとかの革漉き器があればなんの問題もないのですが…。

実際革包丁は広い面積のベタ漉きは苦手だと思うのです。
基本的には横にスライドさせて漉くわけですので、少し角度をミスって銀面まで切ってしまうということもあります。
豆鉋も便利かもしれませんが…

よく見かける革漉き包丁とどこが違うのかご存じですか?
…全体の長さが長いです。210mmもあります。刃の部分だけでも100mm。
柄の部分が110mmという配分になると思います。

普通の革包丁は全体の身長が170mmくらいで刃の部分は65mmくらいだと思います。
つまりの柄の部分105mm。柄の形状は楕円筒ですよね。

YORKSHINEの革漉きナイフ…
なぜこんなに長いのかとずっと疑問でした。

それで研究と称して、ベタ漉き時にこの革漉きナイフ使用するようになって気が付いたこと、それは、銀面に到達して失敗する確率が限りなくZEROなのです。

なぜかなぁと…ますば刃を入れられる角度です。
通常の丸包丁は柄が邪魔になって寝かしきれない。
ですからベタ漉きには向きませんし角度をミスすると銀面まで切ってしまいます。
YORKSHINEの革漉きナイフは刃丈100mmなので、かなり寝かせやすいのです。
しかも持ち手の形状・・・根元が細いので寝かせやすいのだと思います。
これがコントロールしやすい感じる構造なのかもしれません。

革漉をする時の基本的な考え方は刃物をギンギンに切れきれに研いでおくことです。
斜め漉きをする前にはギンギンに研いでおくことが鉄則だと思います。
こうした段取りがあれば力を入れなくてもすっと入りますのでミスは少ないと思います。
ただし丸包丁であっても刃先の両サイドが角になっているので深く入り過ぎることもあります。

このYORKの漉きナイフですが
MIYAZO的には程よく切れるという感じです。
ギンギンではありません。
刃身の形状は基本直線ですが左右非対称です。
刃先の形状も独特で、単なる円でもなく左右非対称なのです。
角も丸くなっています。
こうした設計が「べた漉き」の時に銀面まで到達しにくくしているのかもしれません。

刃はもちろん片刃です。見た目的には両刃ですが、logoなしの刃先に角度 (鎬)が付いています。
通常MIYAZOは鎬を下にして漉くのが好きです。
鎬が上だと柄が邪魔になり刃が深く入り過ぎるのです。
それでヘラに刃が付いているような
柄が付いていない革漉き包丁があるのかもしれません。
これは比較的安価でよく切れるという印象があります。
ただし柄がない分…指先が痛いという難点がありますし、刃を寝かせた時に持ちにくいということもあると思います。
もちろんコバから何ミリの部分を漉くかによっても使い方は異なりますけど。
MIYAZOがはこの革漉きナイフでべた漉きをする場合には鎬が上です。
ただし刃をラウンドさせて漉きたい場合には鎬は下ですけど。
鎬が上とす下とか…訳が分からなくなりますね。


こうしたことはあくまでも個人的な感想ですので、好みによってはシンプルな漉き包丁が使いやすく研ぎやすいということもあります。

この革漉きナイフは大同特殊鋼DC53です。
持ち手はYORKSHINEツールシリーズ共通の
ウォールナット。

切れ味が鈍ったと感じたら、どのように研ぐことができるでしょうか?
まず青砥板の上で何度かナイフを引くように擦ります。
それでも鈍いと感じたなら、砥石の上でラウンドスライスみたいな感じで研ぐことをメーカーは推奨しています。
この点は後日ビデオクリップにしてみたいと思います。

写真の中にSINCEの革漉きナイフも映っていますが、刃身そのものもラウンドしているので、MIYAZOは合わないかと感じています。押して漉く時に力が分散される感じがするのです。
ただしカッコイイのでツール家族の一員ですけど、YORKSHINEの革漉きナイフの登場で出番が少ない感じです。

¥7,300

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