手染めぽんぽん 6本set 手が汚れにくいから使いやすい
手染めぽんぽん
レザークラフトを始めて数か月もすると、革の縫い方にもだいぶ慣れてきます。
そうすると次なるステップは「染色」だと思います。
ヌメ革に色を塗る…こんなに楽しいことはありません。
ただしオーダーの手染めとなると…苦悩することになるわけですけど。
やはり色というのは難しいです。
しかも革に染色するわけですので…何度打ちあわせしても、染色の効果について説明しても、お客様の持たれるイメージとは違うということが多々あります。
事前に色味などのサンプルを写真で見ていただいても、実物とはほとんど一致しないことが多いです。
だからこそ納品はいつでもドキドキです。
それでも満足いただけた時は…本当に受けてよかったと思うものです。
ここでは染色の手法などについてはあえて触れません。
おそらくクラフターの数ほど手法が異なるからです。
MIYAZOは独学ですので、もしかしたらその手法は異端かもしれませんし。
手染めはムラに染め上がるのが好きな方もおられれば、スプレーガンで均一に染めたい方もおられることでしょう。
MIYAZOは手染めの独特のムラ感が好きなので、自然な感じのムラ感が残るように気を使っております。
染める時に使うtool…いろいろあると思います。
どんな効果を出したいかでも使うtoolは異なると思います。
スポンジを使ってみたり、布を折りたたんで叩きながら染めてみたりと…いろいろ。
悩みどころは…何だかご存じですか?
染め上がり以外での一番の悩みのことです。
そうなんです…手が染料で汚れてなかなか落ちないのです。
もちろん指サックとかビニール手袋とか使ったりもします。
親指と人差し指だけだとしても、指サックはうっ血して手が痛くなります。
もちろん、鞄などに広い革を染める時にはビニール手袋もいいですけど、ちょっと塗るだけだともったいないかなぁと。
それで刷毛塗りしたり…いろいろしてます。
そんな時に出会ったのがこれ、ぽんぽん手染めステック。
正式な名前があるのかもしれませんが、先端が羊の毛で丸くなっています。
主にアルコールタイプで水洗いしやすい水溶性の染料を使う時に…このぽんぽんステック大活躍です。
どのようにこのステックを動かすかで、染め上がりの感じも異なります。
利点は手を汚さないことと、洗って何度でも使えることです。
しかも思った以上に耐久性があります。
もちろん一度赤系で染めたら…しっかり洗って乾かして赤系で使います。
色が濃くなってきたら最後はBLACKの時に使います。
染色以外にもCMCを塗る時とか、コバを塗る時とかいろいろ使えてなくてはならないtoolです。
最近本当に多いのはこれ…手染めぽんぽん…というかほぼこれ。
サンプルで過去に染色した革を並べてみましたが…すべて手染めぽんぽんを使ってます。
サイズですが全体の長さ/約150mm ウール部分の直径/約22mm
6本setにいたしました。