メタルアイロン/鏡面カスタム仕上げ TYPE.1のみ入荷しました
メタルアイロン 鏡面カスタム仕上げ TYPE.1/TYPE.2
LeatherCraftの様々な作業で使用できるとても便利な仕立てヘラです。
比較写真を載せていますが、MIYAZOはさまざまな仕立てへらを持っております。
きっと皆さんも同じか、それ以上のこだわりがあると思います。
素材も様々で黒檀などの高級木材、牛骨、メロウなどの石を磨き上げたものもあります。こうした天然素材の独特な模様にロマンを感じることもあります。
さて、このメタルアイロンに採用されているステンレス鋼(3Cr13)は高い耐久性を持っています。
熱処理後の硬さはHRC52にまで到達します。
これはどういう意味でしょうか?
通常の料理包丁の硬さがHRC55ほどと言われています。つまり簡単にいうと包丁に近い硬さがあるということです。ですから時間と共に劣化したり、ヒビが入ることはありません。
一方で高級木材や牛骨や石はこの硬さには到底及びませんし、時間と共に劣化します。当然亀裂が入れば、磨き棒としての役目を果たさなくなります。
このメタルアイロンは手に取れば職人の手仕事を感じ取れます。まさしく鏡面カスタム仕上げという言葉がぴったりです。
メタルという言葉は冷たいイメージですが、このメタルアイロンは真逆の印象です。マルチ研磨板の上で自分なりに磨き上げることもできます。
自分の体温がメタルアイロンに伝わりほのかに暖かくなる感触は…酒の肴にもなります。
仕立てへらの使い方については下記の説明を参照してくださいませ。
例えば、縫い終えたカードケースの中身を広げる時…組み上がってから最終の仕上げに、
内側のノリをはがしたりする時に…モデラの代わりに使用する時もあるでしょうし、
コバの貼り合わせの部分圧着の時…様々な場面で重宝すると思います。
エッジプレスは革を押潰して段差をつける工具ですが、このメタルアイロンは押捻の代わりに使うこともできます。
定規を使って革のどの部分にでも、一本捻として装飾の為の線や折線を付けることができます。
(MIYAZOで扱っているステンレスブレードも一本捻して使えます。ただし先端が尖っているので、強く線を引きたい時はちょっと指が痛いかもしれません。)
また革の外周部分を押潰して、立体感を出すことができる優れた工具です。時に革の裏を漉き機や革包丁等で漉いてから、潰すことで立体感が出ます。
アルコールランプ等で温めれば、熱を均一にコバの伝えられると思います。その際にはオリジナルカバーを取り付けることをお勧めします。
サイズについては写真も参考にできると思いますが下記の通りです。
長さ148mm
幅 18mm
厚み4mm
今回従来のTYPE.1に加えてTYPE.2も入荷しました。
違いは先端の形状にありますが、保々同じような物です。
何しろ職人が一つ一つ手仕上げで加工していますので。
明らかに違うのはツールエンドの穴の形とTYPE.1にはLOGOの刻印があります。