YORKSHINE 仕立てアイロン/一本捻
YORKSHINE 仕立てアイロン/一本捻
このブランドも初めて聞く方も多いかもしれません。
やはり新しいLeathertoolを発見した時にはワクワクします。
この設計にどんな意図があるのか、鋼材は何だとか、切れ味はどうだとか…。
LeatherCraftの様々な作業で使用できる、とても便利な仕立てヘラです。
例えば、縫い終えたカードケースの中身を広げる時…組み上がってから最終の仕上げに、
内側のノリをはがしたりする時に…モデラの代わりに使用する時もあるでしょうし、
コバの貼り合わせの部分圧着の時…様々な場面で重宝すると思います。
押捻は革を押潰して段差をつける工具ですが、押捻の代わりに使うこともできます。
この仕立てアイロンの先端形状は、少し山なりになっています。
このことにより、定規を使って革のどの部分にでも、一本捻としても、装飾の為の線や折線を付けることができます。
また革の外周部分を押潰して、立体感を出すことができる優れた工具です。
時に革の裏を漉き機や革包丁等で漉いてから、潰すことで立体感が出ます。
サイズは0号と1号があります。
違いについては参考写真からも推測できるかと思います。
0号はSINCEの仕立てアイロンとかなり似ています。大きさが小振りなだけです。
仕立てとして、また一本捻として0.4mmほどの線を引くことができます。
1号も仕立てとして利用可能ですが、1.5mm-2.0mm幅の線を引くことができます。
ですから、YORKSHINEの2.0mmUグルーバーと併用すると箱ものの折加工にとても便利です。
材質は材質は304(Cr-Ni系)オーステナイト系ステンレス鋼です。
知恵のあるクラフターは、バターナイフを改造したものをお使いかもれしません。
素晴らしいアイディアだと思います。また真鍮や牛骨でできた美しいものも魅力的ですし、プラスチック性の仕立てへらはコストが安いです。
ここでも2つの素材が生きてきます。ステンレス鋼304は高い耐熱性を持っています。
熱伝導率が低く、保温効果があるのでなかなか熱を逃がしません。
つまりアルコールランプ等で温めれば、熱を均一にコバの伝えられるので一本捻としても活用できます。
持ち手天然素材ウォールナットです。
この木材について次の書き込みを引用したいと思います。
「この材は、その美しさや品質の良さから、古くから家具やライフルの銃床など様々な用途で用いられてきました」
鋼の先端は熱を保ってはいても、持ち手が熱くはならないのです。
とても便利な仕立てアイロンです。
通常この商品はお取り寄せ品です。
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