Leatherミニクリーナー
レザークラフトにおいて接着工程は必ずと言っていいほど必要な作業です。
そして、その接着作業がコバの仕上がり、作品美しさの出来に影響することも多い作業でもあると思います。
実は簡単に見えて、奥が深い工程だとMIYAZOは思っています。
基本的には、木工用ボンド(サイビノール)やゴムのり(ボンドG17)を用意しておけば十分かと思います。
レザークラフトを始めてから数年間MIYAZOは、好んで木工用ボンドを使っておりました。
ゴム糊の乾いてから貼るという…待つ時間がもったいないと思っていたのです。
(性格的なものかもしれませんが…)
でも最近はゴム糊の使用頻度が高くなりました。
というかほぼゴム糊です。
(ゴムのりは生ゴムをトルエンなどの有機溶剤で溶かしたもので、乾燥後に茶色っぽい色となるのが特徴)
というのは木工用ボンドの場合、はみ出した時の処理が面倒だと感じるようになっていたからです。
湿らした布を準備しておくのはこのためです。
はみ出たらすぐに…さっと拭き取れるようにするためです。
例えば、コバからはみ出した場合にほおっておくと、乾いてからコバを磨くのも一苦労です。
銀面に付いたボンドは跡が残ったりします。
いつの間にか指に付いたりしていて、気が付いた時には作品の真ん中にボンドの跡がという、悲しい出来事もありました。
それで指先に糊が付いていないか、作業台のボンドが残っていないかもかなり気を使います。
もちろん、MIYAZOselectの中のシリコンヘラミニやボンドCMCヘラは、接着剤を薄く延ばすのに役に立ちます。
あまり厚く塗ってしまうとコバ面から色が見えてしまい、見栄えが悪くなるので注意くださいませ。
それでも手仕事ですので、はみ出ることがある…はみ出るのです。
ゴム糊使用になったのはこのためです。
固るまで待ってから、このLeatherミニクリーナーで軽く撫でるように擦り落とすことができます。
もちろん強く擦ると革にダメージが残る可能性があるのので、あくまでも優しく丁寧に。
このミニクリーナーで、革の表面にはみ出してしまったゴムのりや、手にくっついて取れないゴム系接着剤が取れます。銀ペン消しにも使えます。
もちろんスエードクリーナとしても有名だと思います。
ミニクリーナーに接着剤が沢山付いて黒くなってきたら、むしり取るかハサミで切りとって新しい部分を出して使ってください。
ただし、木工用ボンドは取れませんので、MIYAZOとしては、湿らした布ですぐに拭き取ることが有効だと思っています。
大きさはで7cm×5cmで厚さ1cmあります。
MIYAZOは2/1または、4/1に切り分け、ナチュラルヌメ用と色付ヌメようとに分けて使っております。
参考写真は、コバ面にはみ出たゴム糊をこのミニクリーナーで除去しているところです。
紙やすりで落とすことを考えると気が遠くなりますが、leatherミニクリーナーを使ってから、サンドペーパーをかけるとかなり簡単にコバを整えられます。
お買い物のついでにどうぞ。