MIYAZO厳選 レザー縫い針6本set
MIYAZO厳選 レザー縫い針6本set
革用の縫い針についての考察
革用の針はいろいろあります。長さや太さ…メーカーもそれぞれで有名なのはドイツ製かもしれません。
これまでMIYAZOは、針は消耗品という考えからそれほど厳選していませんでした。
安い針をまとめ買いして、先端を軽く磨いて丸くする程度。刃先が丸ければいいかなぁという程度。
でもよく考えてみると…レザークラフトは手縫いが基本。
今回この縫い針を使い始めて…縫い針について真剣に考えてみることも必要かと思いました。
MIYAZOのよくある失敗の一つは「菱目の中で糸をよくひっかけてしまう」ということです。
穴の中で糸が交差しますが、その時に糸に針を通してしまい、糸が絡んでしまうというミスです。
縫い糸を締める時に…やってしまったというがっかり感があります。
こういうことが度々あると、時間のロスになりますし、「なかなかうまく縫えない」と感じるかもしれません。
しかしこのミスは、もしかしたら技術が低いという理由だけではないということをご存じでしょうか?
実はどんな針を使うかによって差が出るように思います。
当然ですが布用の縫い針は論外です。
布針は鋭く尖っていますので、糸を引っ掛けやすいです。
しかもレザークラフトは縫い穴をあらかじめあけるため、必ずしも先が尖っている必要はありません。
レザークラフト用の針先は丸い…あるいは針先をヤスリに当てて円を描くように擦れば丸く削れると言われています。
分かりにくいかもしれませんが6枚目の右側の針は、これまで愛用していた縫い針で自分で仕上げました。マクロ写真を撮ってみて…びっくり…全くダメダメなのです。
針先均一に丸いことで縫っているとき針先が糸にひっかかりにくく、縫うスピードも上がります。
また、使う糸の太さも強さも素材も違いますので、必ずレザー用の縫い針が必要です。
今回厳選toolとして入手した針は…針先の加工精度が素晴らしいのです。
写真を見ていただければわかると思います。
単に丸いとかではなくて、針先に滑らかな角度が付いています。
もちろん先端の先端は丸くなっているので、指先に当てても刺さる感じはありません。
もちろん故意に強く当てればチクチクすると思いますが…
また糸通しの穴もいい感じなので、糸を通しやすく
縫っている時の感覚ですが、抜けもいいです。
針の長さは短くても、長すぎても使いにくくなってしまいます。
ただしこれは何を作るのか、何ミリピッチの穴を開けるのか、何番の糸を使うのかでも変わってくると思います。
縫いやすい長さは50-60mm位なのかもしれませんが、そのサイズだと太くなるかもしれません。
2.7mmや3.0mmピッチで時計のベルトや小物を作る時には、より細い糸を使うかもしれませんので、針の長さ短めで幾分細目の縫い針が必要ということになります。
今回はお試しセットということで
長さ42mm太さ0.85mm2本
長さ54mm太さ1.05mm4本
6本setにしてみました。
本当は10本セットくらいで準備したかったのですが、入手できた数が限られていましたので、まずは試していただきたく思いました。
¥ 300