ステンレスコバ塗りスティック
ステンレス製コバ塗りスティック
コバ仕上げはLeatherクラフターの大きなテーマだと思います。
コバ仕上げのための様々な方法のみならず、コバに関わる道具や溶剤が日々開発販売されております。
MIYAZOもさまざまな方法を試してきましたが、これが完璧という方法にたどり着いてはおりません。
当店でもコバ塗りローラーProとか、先端がスポンジタイプのコバスティックミニなどを扱っております。
初心者の頃は指先でトコノールやCMCを塗ったりしてました。
指先では革を汚す(ズボンも汚れて怒られる)恐れが大きいので、次は綿棒などを使用してきました。
安上りですが、数回撫でただけで綿がほぐれて「ばさばさ」になり、却ってコバの外側にはみ出る感じで、今はコバ塗りローラーProやコバステックミニを使用しております。
コバ塗ローラーは発売当初と比較すると格段に良くなりました。
特にコバ塗ローラーProを見つけた時は感動で、回転のスムーズさや、ワイヤーメッシュの中にふさわしい量の溶剤を含ませることができることに驚きました。
またローラー部分の交換やお掃除も楽になりました。
それで現在は、その都度その作業工程によって使い分けています。
今回見つけることができたのは、ステンレス製コバスティックです。革道楽ですので、使ってみたくなるわけです。
使用方法は簡単。
平たい耳かき状の先端に、溶剤を付けてコバの上を撫でるだけです。
この小さいステンレス耳かきの利点は、距離の短い場所で威力を発揮すると思います。
距離が長い(ベルトやショルダーストラップなどなど)場合は効率を上げるために、コバ塗ローラーが最強だと思います。
ただし距離がほんの少しの場合、あえてローラーに含ませる必要がないこともあります。
耳かきのような平たい面で溶剤を付けます。
マクロ写真からも理解できるかもしれませんが、優しく面取りしてあります。
形が非対称なのは、それぞれの使用者の癖を考えていると設計者が説明してくれました。
塗る時の往復の指先の動作がしやすいです。
確かに…MIYAZOが好んで使っているトコノールの茶色も難なく塗れました。
丸い部分は転がして溶剤を付ける作業…例えば顔料タイプの処理剤を塗るのに適していると思います。
そうすれば、塗料を少しだけ盛り上げて表面を作ることが出来るからです。
先端が少し鋭角になっているので、ポンチで開けた穴のコバ処理もしやすいです。
鋭角といっても、指で触っても痛くはありません。
メンテナンスはいたって簡単です。
使用後に溶剤を拭き取るか洗えばいいです。
推薦できるツールです。
長さ12mm
直径3mm
一本一本手作り加工のために、スティックに歪があります。
つまりまっすぐな棒ではありません。
ご使用には問題ありませんが、気になさる方はお買い求めされないようお願いします。
クリックポストでお送りできます。
あるいは買い物のついでにどうぞ。