コッパーリベットセッター (リベット打ちが楽しみになる)
コッパーリベットセッター
コッパーリベット(銅リベット)は…やってみたいと憧れるレザクラの人も多いと思います。
単なる飾りではなく、実用性と美しさを兼ね備えたこの伝統的なリベットの収まりは、
スキルを一段上のレベルへと導いてくれます。
コッパーリベットには主に以下の3点のツールが必要ですが
このページではオーソドックスなリベットセッターについてカッター説明するページです。
シンプルに言うとリベットのワッシャーを撃ち込む棒とリベットの先端を潰す打ち具の2本セットになります。
リベットの太さが2種類ありますので、合計4本が必要になります。
今回は分割して販売しております。
下記のウンチクからもご理解いただけるかと思いますが、レザクラの人の用途によっては
大のサイズは必要ないと思うからです。
小サイズはリベットのカットも楽に行えますし、初めての方にもオススメです。
オールマイティーなMIYAZOカスタムは手仕上げではありますが、
十分実用的だと思います。
コッパーリベット…大短、大長
※9号と表記している商品名もあります。
特徴…シャフト直径が約4.0mmmm程度と、コッパーリベットの中では比較的太く、
標準的なサイズとして広く使われています。
ヘッド(頭)の直径11mmで比較的大きく、存在感があります。
非常に高い強度と耐久性を誇ります。
具体的な使い分けの例…高い強度と耐久性が求められる箇所です。
例えば
①ベルトのバックル取り付け部
最も負荷がかかる部分なの、9号のような太いリベットでしっかり固定します
②バッグの持ち手やショルダーストラップの取り付け部
重いものを入れるバッグの場合、持ち手やストラップは非常に大きな力を受けるため、
9号が適しているかもしれません。
③工具ケースや厚手の革製品の接合
重い工具を入れるケースや、厚手の革を何枚も重ねて作る製品など、
全体の強度が必要な場合に選ばれます。
④馬具や重作業用のアイテム
極めて高い耐久性が求められる製品にも使われます。
デザイン面での存在感について言えば…
飾りとしてリベットの頭を強調したい場合や
武骨で力強い印象の作品に合わせたい場合かもしれません。
コッパーリベット…小長と小短について
※12号と表記している商品もあります。
特徴…シャフト直径が約3.4mm程度と、大よりも細身のサイズです。
ヘッド(頭)の直径も大より小さめの9mmです。
それで9号ほどの極端な強度が必要ないが、カシメよりも強固に固定したい場合に適しています。
具体的な使い分けの例…強度とデザインのバランスを重視する箇所だと思います。
①薄手の革を使った小物や財布、カードケース
極端な負荷はかからないが、長期間の使用に耐える強度を確保したい場合に、
細身の12号が適しています。
②一般的なサイズのポーチやペンケースの接合
日常使いの軽いアイテムで、機能性と見た目のバランスを取りたい場合に良い選択肢です。
③衣類やアクセサリーのワンポイント
服のポケットの補強や、革製ブレスレットなどの装飾に使う場合、
主張しすぎない小がスマートです。
それで繊細な印象の作品にはいいと思います。
女性向けのアイテムや、細部までデザインにこだわりたい場合に、
大よりも控えめな小が上品な印象を与えます。
複数のリベットを並べて打つデザインの場合、細い小の方がごちゃつかず、 洗練された印象 になります。
革の厚みがそれほどない場合…
* 厚さ3mm程度の革を2枚重ねるような場合など、全体が薄めに仕上がる際に、
大では大きすぎると感じる場合に小を選びます。
さてここからはコッパーリベットの使い方についてのウンチクを紹介します。
必要なツール
①コッパーリベット本体
MIYAZOが提供できるリベットは基本的な太さが2種類、長さも2種類です。
銅と真鍮素材があります。
作品のデザインや厚みに合わせてサイズを選ぶことができます。
②コッパーリベットセッター(打ち具)
リベットのサイズに合った専用工具です。
一体式はアメリカンタイプと言われているようです。
こちらのページはオーソドックスなタイプです。
③食い切りなどのカッター
④打ち台とハンマー
安定した土台と、セッターを叩くための金槌が必要です。
さて基本的な手順はいたってシンプルです。
①革にリベットを通すための穴を開けます。
②リベットを革に通し、裏からワッシャーをセットします。
③打ち具でワッシャーを打ち込みます
④ワッシャーから少し突き出たリベットの棒を適切な長さにカットします。
食い切りなら十字に印を付けながら切ります。
MIYAZO厳選のリベットカッターは十字に印を付ける必要はないと思いすます。
刃先が斜刃になっていて平らなので、MIYAZOは1.0mmの端切れを高さを調整してます。
基本的には1-2mmと言われています。
ギリギリに切り過ぎると強度が弱くなります。
長過ぎると出べそみたいな感じ笑になります
⑤打ち台にリベットの頭を置き、リベットセッターをワッシャーに当ててハンマーで叩き、
しっかりとカシめます。
ちなみにMIYAZOカスタムのリベットセッターは角を丸く落としています。
革に余計な傷が付かないように配慮しています。
オーソドックスなタイプも使いやすいです。
コッパーリベットのポイントは、「練習」だと思います。
最初から完璧を目指す必要はありません。
切れ端の革などで何度か練習し、リベットがしっかりと固定され、
見た目も美しくカシめられる感覚を掴んでください。
きっとすぐに、コッパーリベットの魅力と、それを使いこなすことの楽しさに
夢中になると思います。
コッパーリベットは、作品を次のステージへと引き上げるための強力なツールです。
作品の耐久性を高め、時と共に深まる美しさを加え、そして何よりも、技術と情熱を形にするための素晴らしいツールだと思います。。