SINCE PPヘラ
SINCE PPヘラ
レザクラの人がお手軽に集めてしまっているものの一つに”ヘラ”があると思います。
MIYAZOのヘラコレクションは写真にあるものだけではありません。
ヘラは価格的には安いのですが必ず使う道具です。
しかも簡単に交換できると思っていたのですが交換したことがありません。
(用途に合わせて使いまわしているのが理由かも笑)
以前はエマルジョン系のサイビノールとか(俗に言う木工用ボンド)を使っていましたが、
今はあまり使わなくなりました。
というか当時それしか知らなかったのです。
接着剤やボンドに求める性能もそれぞれ好みがあると思いますが、あくまでも用途によります
。
用途…なんてあまり深く考えないのが
普通かもしれませんが、実はコバの仕上がりに影響するのです。
サイビノールはガッチリ接着されて
コバに影響が少ないといえるかもしれません。
でもサイビノールとかだとガッチリ固まり過ぎて、
修理する時に…無理やりはがす感じになり、
私は好きではないのです。
修理の時に接着面の残りかすをきれいに取るのが面倒ですし。
しかも塗りすぎて銀面にはみ出したりして、
せっかくのきれいなヌメを汚してしまうこともあります。これはもうがっかりです。
私の場合、穴の数さえ合っていれば、
ボンドは必要ないと感じる時もあります。
ボンドは仮止め程度…と言う
考え方の職人さんさえもおられます。
これは、SINCEオリジナルのPP素材のヘラです。
MIYAZOはこれまでさまざまなタイプのヘラを使ってきました。
(一応持っているヘラの写真を撮ってみました)
基本的にはシリコンヘラminiかシリコンヘラcolorで十分です。
レザースパチュラと比較すると硬めではありますが、
安い割には長持ちします。
ただし…miniは幅が15mmなので広い面積の場合には物足りないのです。
CMCなどを広い面積に塗る必要がある場合には、
幅の広いジラコヘラを持ち出します。
このSINCEのシリコンヘラの先端の構造について説明しておきます。
先端の幅は25mmです
先端にかけてかなり薄くなっているので最先端は半透明です。
メーカーは好みで切り落とすように生産しているとのことでした。
最先端0.1mmのしなやかで薄い設計ですが、ある程度強度のある素材なので接着剤を均等に薄く延ばすことができます。
しかも強度を増すため、ヘラの先端から12mmくらいのところからフチの補強が入っています。
凝った作りだと思います。
この先端の構造にSINCEのこだわりがあると思われます。
(たかがシリコンヘラなのに…と思われるかもしれません)
しかも他のシリコンヘラと最も違う点として、ヘラを机に置いても先端はテープルから浮くということです。
SINCEのヘラは縦に置いた時にも、横に置いた時にもべちょっとなりません。
ちなみにジラコヘラは…べちょっとなりますね。
フチがあるので、平で置いても先端がテーブルに着きません。
また穴が開いているので、革ひもなどを付ければ収納もしやすいかと思います。
何かにかける際にも便利です。
色はグレーとイエローの2色です。
実測サイズ
長さ:125mm
幅 :25mm
SINCE/レザースパチュラと形状は似ていますが素材が違います。
今回の商品はPP素材です。
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