Leatheskiller R.guide 26種類のガイド
R.Guide
MIYAZO original tool/Leatheskiller.R.guide
(マルまるガイド)
コーナーつまりRの部分を切る作業を角落としとかコーナーカットと言うと思います。
コーナーを丸く仕上げたい時に皆様はどのようにしておられますか?
例えばR5mmの角のR落としや端落としなどはとても便利です。この便利な刃型は10サイズくらいが一セットとして販売してあるのを見かけます。
ただしレザークラフトで切り落としたいのは、角だけではありません。
半円を切り落とした時にはどんなツールが便利でしょうか?楕円や槍型を切りたい時はどうすればいいでしょうか?
円定規とR定規とかいろいろありますので活用しておられる方々が多いと思います。
MIYAZOはRを切るのに大きめのワッシャーなどを使用しておりました。
多用しているのは26mmとか…
円形の丸ガイドがあるだけで本当に本当に便利なのです。
ガイドに当てるだけでカッターが使えるのです。
どんなものか写真や動画を見ていただけると参考になると思います。
市販の円切り定規やガイドは多々あります。どれもいいのですが…選べるRのサイズが少ないと思っていました。
さらに特に不満な点がありました。
Leatherクラフターとしてはガイドとして内向きのケガキ線が必要というより、切り取る時の外向きのガイドの方が必要ということです。
言っていることの意味が分かりますでしょうか?
金属製の大きめのワッシャーがいいのは、カッターの刃を当てて外向きに切れるからです。ですから金属のワッシャーはRガイドの代用品として十分に使えると思います。ただし金属製はセンターがわからないのが残念なのです。
普通の丸定規は…内向きなので使いづらいというか…使えません。カッターの刃でプラスチック製の丸定規を傷付けてしまいやすいです。
プラスチック製の丸定規を使う場合にはケガいた線に沿って丁寧に切るのがいいと思います。
これはこれでいい方法で、ZEROカッターを使えばクリアできそうです。ただし作業時間が取られると思っています。
(切取り作業とコバ処理前の段取りなどなど)
それで何年も前に器用な弟に頼んでアクリル製のRガイドを作ってもらいました。
かなり使いやすく今でも使っていますが、問題なのは…
「紛失」です。知らず知らずのうちに、あるサイズがいなくなるのです。
透明ですし知らずのうちにゴミ箱に入ったものと思われます。ですから仕方なしに厚紙で代用したりしておりましたが耐久性に欠けます。
それで収納ケース(Rガイドのお家)があればいいなぁ…。
それで考えたのが今回のLeatheskiller R.guideです。
選べるRの数を出来る限り多くすることなど以前のRガイドの改善点を盛り込んでいます。
また紛失を防ぐことを重点に考えたのがお家です。
紛失しやすいのはなぜでしょうか?
もしかしたら作業に夢中になると机の上がtoolで山盛りになったりしませんか?
革漉きをしたり切ったり貼ったりしているうちに、小さいガイドがそ端材の中に紛れ込むことがあるのかもしれません。どこかにすっ飛んでしまうのかもしれません。
サイズを多くした理由…
①デザインの幅を広げたいという思いです。
市販の定規はサイズが少ないのです。
②もし紛失したとしても前後のサイズで対応できるかもしれないということ。
実際このRガイドは10mm-60mmの円に対応しています。もちろん2mm単位ですけど。
つまり10mm/12mm/14mm/16mm/...50mm/52mmの22種類の円ガイド。
そして収納ケースの四隅は54mm/56mm/58mm/60mmの4種類のRとなっています。合計26種類。
さて…収納はどうしましょう?もちろん蓋が必要です。
というかサンドイッチにしないと収納できません。
それで三枚のアクリルを重ねています。
Rガイドとサークル定規を兼ねた真ん中のアクリルは2.7mmです。上下の2枚は2.4mmで少し薄くしてあります。
円と円の隙間も広めにとっているので強度的には問題ないと思っています。
(付属としてM4のプラスチックネジが付いています。これはあくまでもRガイドの紛失を防ぐ目的のものです。作業の終わりに四つのネジを付ければ、蓋が動くことはありません。保管時の紛失を防ぐ助けになります。通常の管理や各々の円を取り出す時には二つのネジを使えばいいと思っています。M4のカラー金属ネジに交換することも可能かと思います。各自でどうぞ。)
まず…
保護膜を取った後ネジでとめてみてください。
保管時ははネジで四隅全部写真とめると安心です。
どうすれば簡単に取り出せるかということも課題でした。まず蓋の部分は二つに分かれています。
取り出す際は対角線に2つのネジを外してください。
利き手に応じてどうぞ。
ついているネジを少し緩めて親指でアクリルをスライドさせると蓋が開きます。閉める時は逆の動作をすればいいです。
ひっくり返ると大変ですので、慣れるまで机の上で平行に慎重に、ゆっくり開けるのががいいと思います。
Rガイドを取り出す時のために、一番下のアクリルに小さな穴を開けてありますので、必要なRガイドを指で押し出す感じです。
またRガイドの真ん中にも小さな穴が開けましたので、丸錐を差し込んで取り出すこともできます。
この点に関しては動画をご覧くださいませ。
ただし使っていて思ったのは…Rガイドのお家も使いたい。
つまり写真にあるように、内向きのガイド/外向きのガイドとしても使いたいのですが、お家にガイドがお上品に収まっている限り…これは両立しないのです。
それで最近の使い方は、やはり以前と同じでRガイドは箱の中に入れておいて、お家は丸定規として使うということです。
煩雑な作業をした後にはガイドをお家に入れて紛失していないか確認しています。
ちなみにアルファベットの刻印セットも完全に揃っていないと役に立たないです。ですからとにかく慎重に扱うと思います。
このRガイドも同じような気持ちで扱ってくださると嬉しいです。やっぱり1番良いのは使い終わったら必ずお家に戻すことですね。
いろいろな使い方が出来るガイドです。
例えばくるみボタンの作成時には、10mm-16mmの丸穴を活用できます。
また円形のものを成形する時の手助けにもなります。
またベルトの剣先のデザインにも役立つと思います。
角を落とすだけではなく、扇形に切り取ったりできます。コツを掴めば剣先を作ることもできます。
お家を作った理由はもうひとつ。
出荷する時に完全に揃っていることを一目で確認できる方法がサンドイッチなのです。
しかも保護膜が付いている必要があります。また保護膜があれば傷かあるとか無いとかの問題を最小限にできます。
ガイドが足りなかったというクレームが出ないよう出荷時にも写真を撮って記録を残したいと思っています。
最後にちょっと…というか真実に言いますが、かなり面倒なのは保護膜を剥がすことです。
(でも好きな人は好きな作業)
ポイントガイドでも説明してありますが、水で濡らしてから剥がすことができます。
くれぐれも紛失にはご注意くださいませ。
これはあくまでもセット販売ですので、紛失したサイズを単品では提供できない予定です。
ただし、どんなに注意しても紛失してしまうことがあります。
それでR.guideをお求めのお客様で紛失してしまったお客様がおられましたらご一報くださいませ。
サイズの在庫がありましたら、次のお買い物の時に同封することができると思います。
今回はR.guide/ver.2ということにしています。
Rガイドがサイズ順に並んでいないのはなぜかとか…
やはり紙剥がしが大変だとか。突っ込みどころ満載かと思います。
クリックポストでの発送なども考えた設計です。
お手柔らかにお願いします(*´꒳`*)
ここでちょっと法律のお話。
MIYAZOは、このLeatheskiller R.Guideに関しても、
すでに商標登録等の申請準備を進めております。